アーロン・ジャッジ:Aaron Judge (2021)
2021年のアーロン・ジャッジは、前半戦に不調と怪我に苦しんだヤンキースにおいて、不動の主軸としてチームを牽引していた。当時の打線は極端な右打者偏重であり、チームはトレード期限に左打者のアンソニー・リゾとジョーイ・ギャロを獲得する。ヤンキースがそれまでプレーオフ争いに踏みとどまれたのは、ひとえにジャッジの活躍があったからだった。移籍直後の数試合では、レフトのスタントン、ライトのギャロ、そしてセンターのジャッジと、全員が196センチを超える規格外の「大型外野陣」が形成され話題を呼んだ。
8月12日、アイオワ州のトウモロコシ畑に特設された球場で「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」が開催された。チームは敗れたものの、ジャッジは歴史に残る大熱戦を演じた。彼はトウモロコシの茎が茂る外野席へ2本のホームランを叩き込む。3回に放った3ランに続き、9回表には2死から追撃の2ランを放って1点差に迫った。続くギャロが四球で歩くと、今度はスタントンが逆転2ランを放ち、ヤンキースが8-7と劇的な逆転に成功する。しかしその裏、抑え投手がサヨナラ2ランを浴び、近年稀に見る激闘は幕を閉じた。
ジャッジは9月に入っても量産体制を維持し、ブルージェイズをわずか1ゲーム差で振り切ってポストシーズン進出を決定づけた。最終的に148試合に出場し、打率.287、39本塁打、98打点をマーク。自身2度目のシルバースラッガー賞を受賞し、MVP投票でも4位に食い込んだ。素晴らしいシーズンを送ったジャッジだったが、宿敵レッドソックスとのワイルドカードゲームでは4打数1安打と振るわず、チームも敗退。最高の1年は、悔しさの残る結末となった。
査定解説

Table1. Dashboard
| Season | Age | G | PA | HR | R | RBI | SB | BB% | K% | ISO | BABIP | AVG | OBP | SLG | wOBA | wRC+ | BsR | Off | Def | fWAR |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 29 | 148 | 633 | 39 | 89 | 98 | 6 | 11.8% | 25.0% | .256 | .332 | .287 | .373 | .544 | .387 | 150 | 0.2 | 38.9 | -5.9 | 5.5 |
本塁打を各方向に打ち分けるスプレーヒッター。新人王獲得した2017年以来久々の30本塁打に到達し、惜しくも100打点には届かなかったものの得点圏打率.331とチャンスに強く、試合を決める一打も多く放った。
Sprint Speed:30.4km/hは66パーセンタイルと標準的で、盗塁や三塁打は多くない。
守備は主にライトを912イニング、センターを158イニング守り、何れもOAA:0と守備範囲は標準的だった。Arm Strength:144.0km/hはMLB90パーセンタイルの強肩で、ライト・センター両方で捕殺を記録した。
査定詳細
基本能力
弾道:3
Launch Angle:11.6°
GB/FB:1.16
ミート:61
計算値:65.6
特能補正:-5.0
パワー:86
計算値:89.8
特能補正:*0.955
走力:66
Sprint Speed:30.4km/h
肩力:80
Arm Strength:144.0km/h
守備力:62
Range(OAA):0
DRS:9
捕球:73
外野:7
試合数:137(1070回)
エラー:3(捕球:1、送球:2)
守備率:.988
特殊能力
チャンス:B
得点圏打率:.331
対左投手:D
対左投手打率:.298
ケガしにくさ:D
規定打席到達
盗塁:D
盗塁企図数:7
盗塁成功率:85.7%
Basestealing Runs:0
走塁:D
Extra Bases Taken Runs:0
送球:D
送球エラー:2
回復:C
試合出場率:91.4%
パワーヒッター
Barrel %:17.8%
HR/FB:27.7%
広角打法
逆方向への本塁打の割合:35.9%
初球◯
0ストライク時の打率:.396
レーザービーム
イメージ査定
決勝打
Late & Close*1での打点:25
マルチ弾
マルチ本塁打:6回
三振
K%:25.0%
併殺
併殺打:16
その他
強振多用
本塁打:39
慎重盗塁
盗塁企図数:7
Steal Attempt %:0.5%
調子安定
月間OPS標準偏差:9.3%
ボツにした特殊能力
ハイボールヒッター
高めの本塁打:9
パワナンバー

備考
*1:「Late & Close」とは、7回以降で、打っているチームが同点、1点リード、または同点に追いつく走者が少なくとも次打者席にいる状況を指す。