コービン・バーンズ:Corbin Burnes (2021)
2021年、ミルウォーキー・ブルワーズのコービン・バーンズ投手は、大リーグの歴史を塗り替える圧倒的な投球を披露し、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた。
シーズンの幕開けからバーンズの支配力は際立っていた。開幕から4試合の先発で「40奪三振・無四球」をマーク。開幕から無四球のままこれほどの三振を奪った先発投手は過去に存在しなかった。その後、新型コロナウイルスによる一時離脱を挟みながらも快投は続き、5月13日には「開幕無四球奪三振」のメジャー新記録を樹立する。最終的にこの記録を「58個」まで伸ばし、同時に「連続無四球奪三振」の歴代記録(56個)も塗り替えた。打線の援護に恵まれず敗戦を喫することもあったが、前半戦の活躍が評価され、自身初となるオールスターゲームにも選出された。
後半戦に入っても勢いは止まらなかった。8月11日のカブス戦では、2回から5回にかけて「10打者連続奪三振」という大リーグタイ記録を達成。8イニングをわずか99球、15奪三振という抜群の内容で勝利を収めた。さらに9月11日のインディアンス戦では、7回まで完全試合の投球を披露する。8回14奪三振、ノーヒットのままマウンドを守護神ヘイダーへ託し、球団史上34年ぶりとなる継投でのノーヒットノーランを完成させた。
レギュラーシーズンは28試合に先発し、11勝5敗、234奪三振、そしてリーグ1位の防御率2.43を記録して最優秀防御率のタイトルを獲得した。ポストシーズンでもディビジョンシリーズ第1戦で6回無失点と好投しチームに勝利をもたらした。チームはその後敗退したものの、シーズンを通して見せた歴史的な活躍が高く評価され、最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を受賞した。
査定解説

Table1. Dashboard
| Season | Age | W | L | SV | G | IP | K% | BB% | LOB% | GB% | HR/FB | ERA | FIP | xFIP | Stuff+ | Location+ | Pitching+ | fWAR |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 26 | 11 | 5 | 0 | 28 | 167 | 35.6% | 5.2% | 75.7% | 48.8% | 6.1% | 2.43 | 1.63 | 2.30 | 125 | 101 | 127 | 7.5 |

Table2. Pitch Type
| Pitch Type | L % | Pitch % | R % | km/h | SO | BA | Whiff% | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Cutter | 58% | 52.3% | 45% | 153.3 | 117 | .237 | 33.2 | |||
| Curveball | 16% | 18.1% | 21% | 130.7 | 52 | .071 | 49.7 | |||
| Sinker | 7% | 9.6% | 13% | 155.8 | 15 | .237 | 21.2 | |||
| Changeup | 18% | 9.5% | 0% | 146.0 | 16 | .167 | 47.2 | |||
| Slider | 1% | 9.3% | 19% | 141.5 | 32 | .169 | 48.9 | |||
| Four Seamer | 1% | 1.2% | 2% | 155.4 | 2 | .417 | 18.8 | |||
主な変化球は魔球・高速カッター。ストレートのようにホップしながら手元で鋭くカットする独特の球質で空振りを量産した。
カーブは2866rpmと高回転で、Whiff%は49.7%を多くの空振りを奪った。
フォーシーム投球割合が1.2%と少なく、シンカーを第一球種に変更。
左打者に対して使用されたチェンジアップは平均146.0km/hと高速で、こちらも高い空振率を誇る。
三番目に奪三振が多いスライダーは、主に右打者に使用され、縦横ともに大きく変化した。
査定詳細
基本能力
球速:161km/h
コントロール:82
BB%:5.2%
計算値:84.3
特能補正:-2.5
スタミナ:85
先発平均投球回:6.0
完投:0
計算値:84.6
変化球:16
計算値:16.0
特能補正:+0.2
カットボール:6
カーブ:4
ファストチェンジ:3
スラーブ:3
適正:先発◎、中継ぎ◯
先発:28試合(167回)
救援:0試合、最終救援登板:2020年(3試合)
特殊能力
対ピンチ:F
得点圏被打率:.286
対左打者:E
対左打者被打率:.220
打たれ強さ:D
LOB%:75.7%
ケガしにくさ:D
規定投球回到達
ノビ:D
シンカーボーラーなので対象外
クイック:F
被盗塁企図数:20
盗塁阻止率:10.0%
Steal Base Attempt:1.9%
回復:C
先発登板率:17.3%
キレ◯
カットボールのWhiff%:33.2%
総変化量:-0.5
逃げ球
被本塁打率:0.38
尻上がり
先発時の7回以降の失点率:1.64
奪三振
K%:35.6%
存在感
fWAR:7.5
ゴロピッチャー
GB/FB:1.61
調子極端
月間WHIP標準偏差:25.5%
QS%:64.3%
野手能力
弾道:1
ミート:25
パワー:20
走力:33
肩力:86
球速に連動
守備力:45
DRS:-2
捕球:55
エラー:(捕球:0、送球:1)
守備率:.967
送球:F
送球エラー:1
その他
ミート多用
一軍で長打なし
変化球中心
速球系の投球割合:10.8%
投球位置右
動画参照*1
ボツにした特殊能力
リリース◯
Pitcher Arm Angle:40~50°
低め◯
GB%:48.8%
K-BB%:30.4%
スロースターター
先発時の1,2回の失点率:2.57
パワナンバー

備考
*1:Corbin Burnes takes home NL Cy Young! (2021 Season Highlights
https://www.youtube.com/watch?v=I9ojnAUyLIM